イラストの描画技術の向上と肉料理のレシピ

美味しい料理を作れるようになりたいと考えたときにインターネットを使ってレシピを探すということが多くなりました。フリーで利用できるレシピを個人が自由に投稿できるサイトがいくつもあるからです。同じ種類の肉を使うとしても様々なレシピを見つけることができます。焼豚を一つ取ったとしても百以上ものレシピを見つけることができるため、その中から好みのものを見つけて試すことができるでしょう。今まで全く挑戦したこともなく、名前だけは聞いたことがあるような料理のレシピもよく見つかります。料理の際の注意点などもよく記載されているので失敗するリスクも低く、口コミも寄せられているとさらに安心して試してみることが可能です。

完成した肉料理の写真を合わせて掲載してあることが多く、美味しそうに見えるから試してみようと考えるのにつながっています。個人が掲載している写真なので自分の作った料理を撮影して載せていることがほとんどでしょう。しかし、写真のように見えても実はイラストのこともあるというのは気をつけておいた方が良い点です。個人でも少し絵心のある人であれば写真のようなイラストを描いて使用することもできます。レシピサイトの中にはプロの料理家や企業が投稿しているレシピを掲載していることもありますが、その中には本当に作った料理の写真ではないものもある可能性があります。プロだからこそワンランク上の料理に見せたいという気持ちがある場合もあるでしょう。それよりも切実なのはサイトの運営側の考え方であり、プロのレシピを見るのには料金がかかるというシステムをとっているとより見栄えがするものを掲載したいと考えるのは当然と言えます。結果として写真ではなくイラストを取るということも考えられるのです。

イラストの描画技術が発展したことによってまるで実物のようなイラストをパソコン上で描くことがそれほど難しくなくなりました。血の滴るステーキや肉汁の溢れ出るハンバーグ、美しい色合いにできた焼豚やローストビーフなどを比較的簡単に描けるようになっています。専用のソフトウェアも開発されているため、人の手で描いても少し色合いに魅力がないという状況になってしまっても問題ありません。画像効果によるレタッチを行うことができるからであり、シャープネス処理やハイライト処理などを行うと写真よりも美味しそうに見えるように姿を一変させることができるようになっているのです。レシピを見るときには本当にこれは本物の写真なのかということを疑問視しなければならない状況になっています。レシピサイトの情報に限らず、印刷されているものについても同様のことが言えるため、料理本を手にしてレシピを検討するときにも注意しましょう。また、飲食店などのメニューについても実物ではなくイラストである可能性もあるので気をつけなければなりません。実物よりも美味しく見えるからこそプロに依頼して描いてもらってしまっている可能性も十分にあるのです。

このような観点は肉の仕入れをするときにも重要になります。インターネット通販で美味しいお肉の仕入れをしようと考えると、その商品写真を見て選ぶことになる場合が多くなります。生肉についてもイラストを描く人が多く、無料素材としても提供されるようになっています。どの肉の部位かがはっきりと見て取れるほどに鮮明なものもあって写真と見違えてしまうでしょう。販売業者からの情報が本当に写真なのかというのは疑念を持たなければならないのです。より美味しそうに見える肉の方が買ってくれる可能性が高いと考えるのはもっともなことであり、販促のためにイラストを使用するという戦略は広まっていく可能性も十分にあります。無料で使える素材が広まっていることはその傾向に拍車をかけるでしょう。

ただ、料理や肉にイラストを利用して紹介している場合には通常はどこかにコメントがあります。自分自身が描いている場合や専門家から買い取っている場合には記載の義務はないものの、フリー素材を使用している場合には記載の義務がある場合がしばしばあるからです。また、誤解を生んでトラブルが生じてしまわないようにするための予防線として注意書きをしていることもあります。このような記述がないかを確認して魅力的なレシピか、美味しそうな肉かということを判断するようにすると失敗するリスクが低くなるでしょう。肉料理には様々なものがあるので見たことのないものだとつい写真を見て美味しそうと考えてしまいがちです。自分で作ってみるとレシピ通りにやったのにあまり見た目が良くないということになってしまう場合もありますが、それがイラストだったせいという可能性も考えられます。ただし、そもそも肉の違いやレシピの誤解から見た目の違いが生まれることもあるので注意が必要です。